最近では LINE などのチャット通話アプリが流行し、料金や場所を気にせず友達と「好きなだけ話す」ことは日常生活の一部になりました。でも、もし英語でもチャットできたら、海外にも簡単に友達を作れるのに! と考えたりしませんか? 前回の記事のように SNS を英語で使っていれば、そんなチャンスも多いはず。
そうなんです。実は、チャットは日本にいながら海外にいる方と簡単にコミュニケーションをとれる、とても使えるツールなんですね。メールとは違い、若者がよく使う「略語」や短いフレーズのやり取で十分に会話が成り立つため、英会話初心者の方でもチャレンジしやすいのが嬉しいところです。
今回は、英語のチャットで使える表現を中心にご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください!
英語の若者言葉で挨拶する
チャットが始まったら、まずは挨拶! 基本は “Hi.” 「こんにちは」ですが、もう少しくだけた表現ですと、
- “Hey!”
- 「やあ!」
とカジュアルに挨拶するのもオススメです! また、挨拶のときにセットで使いたいのが、こちらの表現。
- “What’s up? / How r u doin?”
- 「調子はどう?」
若者によく使われる略語については後半でも説明しますが、ここでは r u = are you と読み替えてください。ちなみに、正しくは “How are you doing?” となりますが、doing の g も省略されていますね!
日本では「調子はどう?」なんて聞くことは少ないですが、英語の挨拶でも、本当に体調を聞きたいわけではありません。どちらかと言うと、日本語で「元気?」と聞かれているような感じと同じですから、深い意味はなく、挨拶に続く決まり文句と考えておいて問題ないでしょう。
挨拶への返事にも略語あり
相手の方から「調子はどう?」と聞かれた場合には、
- “Fine & u?”
- 「まあまあだね、そっちは?」
- “Good thx wby?”
- 「良いよ、ありがとう。あなたの方はどう?」
- “Doin pretty good n u?”
- 「悪くはないかな」
など、気分に合わせて答えましょう。なお、wby は “what about you” の略語です。なぜ about の略が b になっているかというと、発音が「ワタ・バウトゥ・ユー?」と聞こえるからなんですね!
また、and u? の and の代わりにも、n や & の1文字がよく使われます。こちらも覚えておきましょう。
英語での自己紹介
挨拶の次は自己紹介です。お互い顔の見えないチャットだからこそ、きちんと自己紹介をしておきましょう。
- “I’m ~.”
- 「私は ~ です。」
名前を名乗るフレーズには “My name is ~.” の表現が思いつくかもしれませんが、実は “I’m ~.” の表現の方がより一般的といえます。今度は相手をなんて呼べばいいか聞いてみましょう!
- “How can I call you?”
- 「なんて呼べばいいかな?」
英語では本名を短縮した名前が良く使われますが、Robert を Bob と呼んだり、William を Bill と呼んだり、日本人にはあまり馴染みのないあだ名も多いので、どのように呼べばいいかは本人に聞いてみましょう。
« 2017.01.27 追記 »
基本的な自己紹介のあと、もっとお互いを知りたくなったら、より詳しいことを話すようになりますよね? 別の記事で『大学生が英語で自己紹介するときに必要なフレーズ』をまとめていますので、大学生の方は是非こちらの記事も参考にしてみてください。
会話中によく使う英語表現
はじめての挨拶と自己紹介を済ませたら、少しずつチャットでの会話も弾んでくるでしょう。
あとは、相手がよく使う表現を真似して使ってみたり、分からない言葉を質問したりしていくうち、英語での対話にも慣れていくはずです。
ですが、特によく使う表現を、少しだけ紹介しておきます。
“Like ~”
“I like it.” など「好き」の意味で使われる like ですが、それ以上に「みたいな」の意味で使われることが多いです。特に “look like / sound like / seem like / feel like” の組み合わせは良く使います。
- “You look like a super model!”
- 「あなたってスーパーモデルみたいね!」
さらに、こんな表現も!
- “Like… I don’t know what to say but ~.”
- 「ええと… なんて言えばいいか分からないんだけど ~。」
文頭に like を持ってくれば、「ええと」という意味にもなります。次の言葉がサッと出てこなかった時などに使ってみましょう!
“What does it mean?”
これは、「どういう意味ですか?」と相手に質問するときに使うフレーズです。“it” の部分は分からない言葉に置き換えて次のように使うこともできます。
- “What does wby mean?”
- 「wby って、どういう意味ですか?」
相手が何を言っているか分からない…そんな時は素直に聞いてみましょう! 知らない略語やむずかしい表現を使われた時も、そのまま流さずにきちんと聞けば、相手も説明してくれます。
“Does it make sense to you?”
一生懸命に英語で説明したけど、なんだかややこしい文章になっちゃった…相手に通じたかしら? と不安になることはよくあると思います。そういう時に使える表現がこちらです。
- “Does it make sense to you? / Did it make sense to you?”
- 「分かって貰えましたか?」
もちろん、もし相手に通じていなかった場合でも、めげずにもう一度頑張って伝えてみてくださいね!
チャットで若者がよく使う略語
チャットで使われることの多い「代表的な略語」を、改めてご紹介しておきます。
- u (ユー)
- you
意味はもちろん「あなた」。他には ur = your(あなたの)など、応用して使われたりもします。
- lol (エル・オー・エル)
- laugh out loud
日本語でいうところの「(笑)」や「ww」といったところでしょうか。日本語と同じように文末につけます。
ただ笑っただけではなく、大笑いした時は、“lololololol” などたくさんくっつけたり、ROFL = rolling on the floor laughing(笑いながら床を転げる)なんて表現もありますよ!
- thx (ティー・エイチ・エックス)
- thanks
意味は「ありがとう」です。Thanks は他にも、thks や tx などたくさんの略がありますが、やはり一番よく使われているのは thx でしょう!
- btw (ビー・ティー・ダブリュー)
- by the way
意味は「ところで」。チャット中に話題を変えたいときなどに使いましょう。
- lmk (エル・エム・ケー)
- let me know
何か教えて欲しいことがあるときや、相手の秘密を聞き出したいときなどに便利な略語ですね!
- BAK (ビー・エー・ケー)
- back at keyboard
意味は「キーボードに戻ったよ」です。お手洗いや食事などちょっとした用事で離席した後、戻ってきた際に使いましょう。
他にも、英語にはたくさんの省略表現があります。もし見たことのない略語が出てきたら、恐れずに相手に “What does it mean?” と聞いてみましょう!
話を切り上げたい時の英語
最後に、チャットをするのは楽しいけれど、そろそろ切り上げないと…そんな時はこんな表現!
- “Sorry, gotta go.”
- 「ごめん、行かなくちゃ。」
gotta は “have to” の略として使われる表現です。他にも “want to”(~したい)の wanna や、“going to”(~するところ)の gonna などが代表的な略語表現になります。ぜひ合わせて覚えておきましょう!
今回のまとめ
いかがでしたか? 英語でチャットできるようになると、英語圏の方だけでなく、世界中のいろんな国の方とお話しできるようになるので、とても楽しいですよ。英語でのチャットに慣れることで、英会話に対する苦手意識もすぐになくなると思います。今回ご紹介した若者言葉や略語を使えるようになって、ぜひ英語で話せるお友達を作ってみてくださいね!