世界のあいさつの仕方を知ろう皆さんが「世界のあいさつ」と聞いてまず思い浮かべるのは、どんなあいさつですか? 日本のあいさつではお辞儀が有名ですね。海外では、映画や空手のイメージからか、合掌&お辞儀を「日本のあいさつ」と勘違いされている方もチラホラいらっしゃり、新しく知り合う方に合掌をされると微妙な気持ちになるものです。

一方、私たち日本人も「世界のあいさつの仕方」に触れる機会が少なく、海外では常識外れのあいさつをしている可能性があります。あいさつはコミュニケーションの第一歩ですから、きちんとしたいですよね。今回は私が経験したフランスとアメリカのあいさつを例としてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

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フランスのあいさつ

フランスのあいさつとして有名なのは頬へのキス。フランス語で「ビズ」と呼ばれるものです。但し、キスと言っても本当に唇を付ける必要はなくて、頬と頬をくっつけて口で「チュッ」と音を鳴らすだけでOKです。

どんな時に「ビズ」をするか?

どんな時にビズをするかですが、基本は、会ったときとお別れのときになります。来客があったら、みんなで集まってビズ。誰かが帰るときにも、みんなで集まってビズをします。気軽にホームパーティーをすることが多いフランスですが、もちろん、外で会ったときでも同じようにビズをしますよ。

他には、初めて会う人に紹介されたとき、プレゼントを貰って「ありがとう」のお礼を言うとき、それから、新年のカウントダウンでもビズをします。年が明けたら「おめでとう」と言いながら、みんなでビズ!

何か決まりはあるの?

左右の頬に一回ずつ全部で2回、左から始めるのが一般的ですね。但し、地域によっては3回する所もあり、5回なんて所もあるそうです。2回で終わりと思って顔を引いたときに3回目のビズが来て、危うく口と口でキスしちゃいそうになんてことも! 分からない時は「何回?」と先に確認するのがいいかもしれません。

慣れるまでは照れたり戸惑ったりするかもしれませんが、そんな時は周りの人の様子を見ながら、真似てみてください。どうしても無理、という場合は断っても大丈夫です。日本ではビズの文化がないと言えば分かって貰えるはずです。でもせっかくフランスに行くのなら、現地のあいさつを体験した方が楽しいはずですよ!

アメリカのあいさつ

フランスと違い、アメリカのあいさつには「コレ!」と決まったものはありません。相手との関係によって、握手やハグをします。ビジネスの相手とは握手、親しい間柄の友人知人とはハグ、といった感じです。

どんなときに握手?ハグ?

フランスのビズのような「毎回必ずするあいさつ」はアメリカにはありませんので、状況から判断する必要があります。初めて相手を紹介されたときや、商談が成立したときなどは握手をするのが一般的ですね。一方、ハグをするのは、友人達としばらく会わなくなるときに “See you.” と言いながらすることが多かったです。

私の経験上、初対面の相手がハグをして来たことはありませんが、もしかしたら、そういう人もいるかも…。また、握手もハグもなく目線を合わせるだけであいさつを済ませてOKな場合だってあります。

何か決まりはあるの?

ひとつだけ決まりがあるとすれば、きちんと相手の目を見る、ということ。日本では、目をしっかり合わせることを避ける傾向にありますが、欧米ではきちんと目を合わせないと「やましいことがあるのか」と疑われるので、誤解されてしまう可能性があります。目線には、十分ご注意を!

あと、日本人特有の愛想笑いも「にやにやしてる」ということで相手を不快にさせる可能性があります。もし良い印象を与えたいなら、しっかり相手の目を見て口角を上げるだけで十分です。愛想笑いは避けましょう。

フランスとアメリカの共通点

どちらの国にも共通していることは、友人知人以外でも、外で会った人とは自然にあいさつをすることです。複雑なあいさつをする必要はなく、“Hi.” と言ってにっこりすればいいだけなのですが、散歩中にバッタリと目が合った人や、エレベーター待ちで一緒になった人、トイレで会った人なんかにまであいさつをします!

日本人(特に海外旅行の方)は警戒心が強くて「あいさつをしないのは日本人の特徴」と言われることもあるくらいですが、例えば、海外でお店に入るときは、自分の方から店員さんにあいさつするのが普通です。これについては以下の記事でも書かれていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

日本人らしさって何?海外で英語を話すときは不要!日本人にはグローバルコミュニケーションの能力が欠けているといった話題を良く耳にしますが、その本当の理由は、英語力が低いことではなく「世界標準の立ち居振る舞いを知らないこと」にあります。
日本人らしさを捨てて海外で通用する英語を1ヶ月間で身に付ける方法

店員さんへのあいさつ

なお、私がアメリカで店員として働いていたときは、お客様から実際に以下のようなあいさつをされました。

“Hi, gorgeous!”
“Hello, sweetie.”
“Good morning, sunshine!”

呼び名は様々ですが、意味はいつでも「やあ!」です。gorgeous(ゴージャス)なんて言われるとこちらは少しドキッとしてしまいますが、あいさつをしている側には何の下心もなく、気持ち良いあいさつですね。

なお、こういった呼びかけであいさつされても、何か特別な返答をする必要はありません。いつもどおりに “Hi, how’re you?” と返せば良いだけなのでご安心を!

今回のまとめ

いかがでしたか? 今回は、私の知っているフランスとアメリカのあいさつを紹介いたしました。世界には、この他にも様々なあいさつがあります。どんなあいさつに出会っても、戸惑わずに周りの様子を見て、相手に合わせておけばきっと大丈夫でしょう。

但し、知ったかぶりはせず、分からないときにはきちんと尋ねるのもマナーです。皆さんも、海外へ行かれる機会があるときには、その土地のあいさつを学び、ぜひとも現地の方々との交流を楽しんでください!

追記:
フランスとアメリカと日本のあいさつの違いを動画で紹介されている方がおられましたので、こちらの動画もぜひ参考にしてみてください。余談ですが、日本でフレンチキスと言うと軽いキスを意味することが多いようですが、英語で French kiss と言うとディープキスのことなのでご注意を!!

ジェイロン真由子
日本在住のライター兼英会話講師。大学で英語を専攻し、英会話講師を4年(企業で3年、個人で1年)とアメリカ留学を1年経験。得意な英語のおかげでフランス人の男性と出会い国際結婚。現在は2児の母になる。日本の英語力向上の目標に賛同し、英会話オンラインのWEBライターとして2017年より加わる。TOEIC®スコアは940点。
https://eikaiwa.online/wp-content/uploads/world-greetings.jpghttps://eikaiwa.online/wp-content/uploads/world-greetings-150x150.jpgジェイロン真由子英語リーディング皆さんが「世界のあいさつ」と聞いてまず思い浮かべるのは、どんなあいさつですか? 日本のあいさつではお辞儀が有名ですね。海外では、映画や空手のイメージからか、合掌&お辞儀を「日本のあいさつ」と勘違いされている方もチラホラいらっしゃり、新しく知り合う方に合掌をされると微妙な気持ちになるものです。一方、私たち日本人も「世界のあいさつの仕方」に触れる機会が少なく、海外では常識外れのあいさつをしている可能性があります。あいさつはコミュニケーションの第一歩ですから、きちんとしたいですよね。今回は私が経験したフランスとアメリカのあいさつを例としてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。 フランスのあいさつ フランスのあいさつとして有名なのは頬へのキス。フランス語で「ビズ」と呼ばれるものです。但し、キスと言っても本当に唇を付ける必要はなくて、頬と頬をくっつけて口で「チュッ」と音を鳴らすだけでOKです。 どんな時に「ビズ」をするか? どんな時にビズをするかですが、基本は、会ったときとお別れのときになります。来客があったら、みんなで集まってビズ。誰かが帰るときにも、みんなで集まってビズをします。気軽にホームパーティーをすることが多いフランスですが、もちろん、外で会ったときでも同じようにビズをしますよ。他には、初めて会う人に紹介されたとき、プレゼントを貰って「ありがとう」のお礼を言うとき、それから、新年のカウントダウンでもビズをします。年が明けたら「おめでとう」と言いながら、みんなでビズ! 何か決まりはあるの? 左右の頬に一回ずつ全部で2回、左から始めるのが一般的ですね。但し、地域によっては3回する所もあり、5回なんて所もあるそうです。2回で終わりと思って顔を引いたときに3回目のビズが来て、危うく口と口でキスしちゃいそうになんてことも! 分からない時は「何回?」と先に確認するのがいいかもしれません。慣れるまでは照れたり戸惑ったりするかもしれませんが、そんな時は周りの人の様子を見ながら、真似てみてください。どうしても無理、という場合は断っても大丈夫です。日本ではビズの文化がないと言えば分かって貰えるはずです。でもせっかくフランスに行くのなら、現地のあいさつを体験した方が楽しいはずですよ! アメリカのあいさつ フランスと違い、アメリカのあいさつには「コレ!」と決まったものはありません。相手との関係によって、握手やハグをします。ビジネスの相手とは握手、親しい間柄の友人知人とはハグ、といった感じです。 どんなときに握手?ハグ? フランスのビズのような「毎回必ずするあいさつ」はアメリカにはありませんので、状況から判断する必要があります。初めて相手を紹介されたときや、商談が成立したときなどは握手をするのが一般的ですね。一方、ハグをするのは、友人達としばらく会わなくなるときに 'See you.' と言いながらすることが多かったです。私の経験上、初対面の相手がハグをして来たことはありませんが、もしかしたら、そういう人もいるかも…。また、握手もハグもなく目線を合わせるだけであいさつを済ませてOKな場合だってあります。 何か決まりはあるの? ひとつだけ決まりがあるとすれば、きちんと相手の目を見る、ということ。日本では、目をしっかり合わせることを避ける傾向にありますが、欧米ではきちんと目を合わせないと「やましいことがあるのか」と疑われるので、誤解されてしまう可能性があります。目線には、十分ご注意を!あと、日本人特有の愛想笑いも「にやにやしてる」ということで相手を不快にさせる可能性があります。もし良い印象を与えたいなら、しっかり相手の目を見て口角を上げるだけで十分です。愛想笑いは避けましょう。 フランスとアメリカの共通点 どちらの国にも共通していることは、友人知人以外でも、外で会った人とは自然にあいさつをすることです。複雑なあいさつをする必要はなく、'Hi.' と言ってにっこりすればいいだけなのですが、散歩中にバッタリと目が合った人や、エレベーター待ちで一緒になった人、トイレで会った人なんかにまであいさつをします!日本人(特に海外旅行の方)は警戒心が強くて「あいさつをしないのは日本人の特徴」と言われることもあるくらいですが、例えば、海外でお店に入るときは、自分の方から店員さんにあいさつするのが普通です。これについては以下の記事でも書かれていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。 日本人にはグローバルコミュニケーションの能力が欠けているといった話題を良く耳にしますが、その本当の理由は、英語力が低いことではなく「世界標準の立ち居振る舞いを知らないこと」にあります。 日本人らしさを捨てて海外で通用する英語を1ヶ月間で身に付ける方法 店員さんへのあいさつ なお、私がアメリカで店員として働いていたときは、お客様から実際に以下のようなあいさつをされました。'Hi, gorgeous!' 'Hello, sweetie.' 'Good morning, sunshine!'呼び名は様々ですが、意味はいつでも「やあ!」です。gorgeous(ゴージャス)なんて言われるとこちらは少しドキッとしてしまいますが、あいさつをしている側には何の下心もなく、気持ち良いあいさつですね。なお、こういった呼びかけであいさつされても、何か特別な返答をする必要はありません。いつもどおりに 'Hi, how're you?' と返せば良いだけなのでご安心を! 今回のまとめ いかがでしたか? 今回は、私の知っているフランスとアメリカのあいさつを紹介いたしました。世界には、この他にも様々なあいさつがあります。どんなあいさつに出会っても、戸惑わずに周りの様子を見て、相手に合わせておけばきっと大丈夫でしょう。但し、知ったかぶりはせず、分からないときにはきちんと尋ねるのもマナーです。皆さんも、海外へ行かれる機会があるときには、その土地のあいさつを学び、ぜひとも現地の方々との交流を楽しんでください!追記: フランスとアメリカと日本のあいさつの違いを動画で紹介されている方がおられましたので、こちらの動画もぜひ参考にしてみてください。余談ですが、日本でフレンチキスと言うと軽いキスを意味することが多いようですが、英語で French kiss と言うとディープキスのことなのでご注意を!!英会話学習のおすすめ情報をお届けするサイト