英語での「素晴らしい」の表現は “wonderful” だけではありません。今回はフォーマルからカジュアルまで何かにつけて使うことの多い「素晴らしい」の英語表現を30個一気にご紹介します! 言い換えをしながら、ぜひ声に出して練習してみてください。
なお、声に出して練習するときは、身振り手振りや感嘆のイントネーションなども加えてみましょう。
1. Wonderful
英語の教科書にも必ず登場する王道の表現です。人物や体験などあらゆる事柄に対して使うことができます。
- You are a wonderful person.
- あなたは素晴らしい人です。
- I had a wonderful time today. Thank you.
- 今日は素晴らしい時間を過ごせました。ありがとうございます。
2. Great
「偉大な」という意味の “great” は「素晴らしい」という形容詞でもあり、誰かに対する褒め言葉としても使われます。“the greatest” のように最上級の形にすると「素晴らしい」ことをさらに強調できますね。
- He made a great speech.
- 彼は素晴らしい演説をした。
- Today is the greatest day ever!
- 今日は史上最高に素晴らしい日です!
3. Excellent
“Excellent” には「優秀な」という意味があります。学校での成績や仕事でのパフォーマンスを評価する際に使われることが多いですが、それ以外のシーンでも「素晴らしい」を意味する表現として使えます。
- She is an excellent student.
- 彼女は素晴らしい(優秀な)生徒です。
- This wine is excellent.
- このワインは(素晴らしく)美味しい。
4. Cool
様々な意味を持つ “cool” ですが、カジュアルな会話では “very good” という意味でも使われます。
- He’s such a cool teacher!
- 彼はとても素晴らしい先生です!
- Cool!
- 凄い!/いいね!/素晴らしい!
5. Awesome
“Awesomel” は感動したり感銘を受けたりした時に使います。前述の “Cool” に変わり主流になりつつある言葉で、特に若者の間で多用されています。
- I saw wild lions in South Aflica. It was awesome!
- 南アフリカで野生のライオンを見ました。素晴らしかった!
- It’s awesome to be on the podium.
- 表彰台に立つのは素晴らしいことです。
6. Nice
「良い」という意味の “nice” も、“very” や “super”などの他の語と組み合わせたり、言い方を工夫したりすることで「素晴らしい」という意味合いを強調できます。
- This restaurant has a very nice selection of cheese.
- このレストランには素晴らしいチーズが揃っています。
- Are you taking me out tonight? Nice!
- 今夜デートに連れて行ってくれるの? 素晴らしい!
7. Superb
群を抜く素晴らしさを表現するには「とびきりの」や「秀でた」という意味の “superb” があります。
- You’ve done a superb job.
- あなたは非常に秀でた仕事をしました。
また “How was it?”(どうでしたか?)のような問いかけに対する回答として “It was superb!” のように使うこともできます。
8. Good
好印象を表す基本的な形容詞の “good” や最上級の “the best” ももちろん「素晴らしい」を表現する英語の一つです。ただ、他の表現に比べると意味合いが弱くなりがちなので、使う文脈や言い方に工夫をする必要はあります。
- I have a really good idea!
- とてもいいアイデアがあります!
- But the people were the best part of my study abroad experience.
- 人々こそが私の留学経験で最も素晴らしかった部分です。
9. Brilliant
「光り輝く」という意味の形容詞 “brilliant” は、人や物事に対して使う「利口な」や「華麗な」という褒め言葉です。話し言葉では「見事な」や「素晴らしい」の意味にもなります。
- That’s a brilliant idea!
- それは素晴らしいアイデアですね!
- I read your new book. It’s brilliant!
- あなたの新しい本を読みました。素晴らしかった!
10. Impressive
“impressive” は「印象的な」という意味です。深い感銘を受けた時やひどく感動した時など、思わずため息まじりに出てくるイメージです。
- Wow, impressive . . .
- ワォ、素晴らしい……。
- What you said earlier in the meeting was very impressive.
- あなたが会議でおっしゃったことはとても素晴らしかったです。
11. Amazing
「驚くほど」「びっくりするほど」を意味する “amazing” も、王道の褒め言葉の一つです。
- The sky this morning was just amazing!
- 今朝の空はただただ素晴らしかった!
- You’re amazing!
- 君は素晴らしい!
12. Incredible
“incredible” は「信じられない」という意味ですが、「信用できないほど凄い」が転じて「素晴らしい」という肯定的な意味でも使われます。
- I shouldn’t miss this incredible opportunity.
- こんな素晴らしい機会を見逃すわけにはいきません。
- What an incredible night!
- なんて素晴らしい夜なんだ!
13. Fantastic
ファンタジー(空想)という言葉があるように、“fantastic” には「現実離れしていると思えるほど凄い」という意味が含まれます。そのため、驚きや感動の度合いが特に強調されます。
- Thanks to you, we had a fantastic day! We will never forget this.
- あなたのおかげで実に素晴らしい日になりました! 一生忘れません。
- I had never imagined that my life would be this fantastic.
- 自分の人生がこんなにも素晴らしいものになるとは夢にも思わなかった。
14. Outstanding
単語の構成からも想像がつくとおり、“outstanding” は「ずば抜けた」や「傑出した」といった、周りから抜きん出ている様子を意味します。才能やパフォーマンスなどを称賛するのに使われる場合は最高の褒め言葉にもなります。
- My best friend is outstanding in many ways.
- 私の親友は多くのことにおいて素晴らしい(才能の持ち主)です。
- I’d like to thank my team for an outstanding job!
- 素晴らしい仕事を成し遂げてくれたチームに感謝します!
15. Marvelous
「不思議な」や「驚くべき」という意味を持つ “marvelous”(または “marvellous”)も、最高級の感動や感銘を表す表現の一つです。
- I had a marvelous view from my hotel room.
- ホテルの客室から素晴らしい景色が見えました。
- Everyone knows that you are a marvelous dancer.
- あなたが素晴らしいダンサーであることは誰もが知っています。
16. Lovely
イギリス英語で最も多く使われる「素晴らしい」表現がすばり “lovely” です。天気から人柄、仕事や学問の成果などまで、あらゆる場面で耳にする言葉です。
- Good bye. I had a lovely time.
- 素晴らしい時間でした。さようなら。
- Are you coming to London? Lovely!
- ロンドンにいらっしゃるのですか? それは素晴らしい!
17. Fabulous
「伝説上の」という意味を語源にもつ “fabulous” は、「信じられないほど」や「嘘のような」を表す形容詞です。この壮大なイメージを好感的に捉えて「素晴らしい」という表現にもなります。
- Dinner was fabulous!
- 素晴らしい夕食だった!
- That dress is absolutely fabulous.
- そのドレスはとても素敵です。
18. Splendid
美しい情景や印象的な様の描写に用いられる “splendid” は、その「華麗な」や「見事な」という意味から、話し言葉では「素晴らしい」という意味で使われます。
- I’ve just got a splendid news.
- たった今、素晴らしい知らせを聞きました。
- I wish you a splendid weekend!
- 素晴らしい週末を!
19. Gorgeous
人の容姿や美しい景色などを描写するのに非常によく用いられる “gorgeous” も「素晴らしい」という意味で使われます。「豪華」や「きらびやか」という意味に近い日本語感覚の「ゴージャス」に比べると、用途はかなり広いと言えるでしょう。
- The food presentation is gorgeous.
- 素晴らしい食事の盛り付けです。
何か良い知らせを聞いた時などに感動を表す表現として、次のように使われることもあります。
- Wow. That is gorgeous!
- おお。それは素晴らしいですね!
20. Breathtaking
文字通り訳すと「息(breath)を取る(taking)ような」となり、「息をのむような」や「ハラハラする」という意味になります。情景や感動などを肯定的に表現するのに使われることがほとんどです。
- The scenery was breathtaking.
- その景色は(息をのむほど)素晴らしかった。
- You are beautiful and your dress is breathtaking.
- あなたは美しい、そしてあなたのドレスは素晴らしいです。
21. Exceptional
“exceptional” は「例外の」という意味です。並外れた特長や、他とは一線を画す才能などは賞賛に値するという意味合いで「素晴らしい」の表現にもなります。
- She showed exceptional talent and won the championship.
- 彼女は(例外的な)素晴らしい才能を発揮し、優勝を獲得した。
- He had always been an exceptional student.
- 彼はいつも(周囲から抜きん出た)素晴らしい学生だった。
22. Magnificent
雄大な自然や計り知れない努力などの表現に使われる “magnificent” は、通常を上回る価値を認めるという意味で「素晴らしい」表す口語表現になります。
- The view on Himeji catsle in Spring is magnificent.
- 春の姫路城の眺めは素晴らしいです。
- Mag-ni-fi-cent!
- 素・晴・ら・しい!
23. Perfect
日本語でも、誰かを褒めたり何かに感心したり満足したりする時に「完璧!」と言うことがあると思います。英語の話し言葉でも「完璧なほど凄い」ことから「素晴らしい」の表現として “Perfect” を使います。
- Max is a perfect dog. He behaves well and hardly barks.
- マックスは(完璧なほど)素晴らしい犬です。行儀は良いし滅多に吠えません。
- You’ve got everything I asked, perfect!
- 頼んだもの全て買ってきてくれたね、素晴らしい!
24. Impeccable
“perfect” と似た語に “impeccable”(非の打ち所がない)という単語があります。比較的大人向けの語彙なので日常会話では馴染みが薄い言葉かもしれませんが、知っているとボキャブラリーを豊富にしてくれる表現の一つです。
- The service was impeccable at this hotel.
- このホテルのサービスは(申し分のない)素晴らしいものでした。
- He delivered his speech in an impeccable English.
- 彼は(非の打ち所がない)素晴らしい英語でスピーチを行いました。
25. Neat
ここからは、話し言葉の中でもカジュアルな会話で使われる「素晴らしい」の表現を紹介していきます。
“neat” は「こぎれいな」や「さっぱりした」という意味で「身だしなみ」や「習慣」などを指して使われるのが一般的ですが、スラングでは「素敵な」や「かっこいい」という意味にもなります。
- We met some neat people on this trip.
- この旅行で私たちは素晴らしい人々に出会いました。
- I like your idea. That’s so neat!
- 君の意見気に入ったよ。とてもいいと思う!
26. First-class
ファーストクラスはその名の通り「最上の」や「最高級」を意味しますが、必ずしも飛行機や電車のクラスに関係するわけではなく、スラングでは「素晴らしい」や「最高の」の使い方もできます。
- It’s a simple restaurant but the food was first-class.
- 素朴なレストランだけど料理は最上級だった。
- The audience applauded this first-class performance.
- 観衆はこの素晴らしいパフォーマンスを称賛しました。
27. Sick
“I am sick.”(私は病気です)の “sick” は、スラングで “very cool” や “excellent” の代わりに使われることがあります。日本語の「やばい」という言葉が良い意味で使われる感覚と似ています。
- This photo is sick!
- この写真ヤバい(素晴らしい)!
- That story is so sick.
- その話、最高だね。
ただ、“sick” という言葉は一般的にはネガティブな意味を含むため、使うタイミングや文脈によっては相手に不快感を与えたり誤解を招くおそれがあります。TPOには十分に注意しましょう。
28. Tight
「きつい」を意味する “tight” も、スラングでは肯定的な “cool” や “awesome” と同じ意味で使われます。この単語も文脈によって色々な意味に変わるので、使うシチュエーションには注意が必要です。
- THAT is one tight car!
- これはこれはかっこいい車だね!
- I heard that you passed the exam? That’s tight.
- 試験受かったんだって? 凄いね。
29. Kill it
“kill”(殺す)という言葉を普段の会話で口にすることはまず無いと思いますが、ネイティブのスラングには何かを成し遂げた時や見事にキメた時などの褒め言葉として “kill it” があります。もちろん、“kill” の言葉が持つインパクトは大きいので、使う相手や文脈には注意です。
- I saw your presentation. You killed it!
- 君のプレゼンを見たよ。うまくやったね!
- My sister killed it at her ice skating show.
- 私の妹はアイススケートのショーで見事にキメた。
30. Badass
英語話者に “You are such a badass!” と言われても反感を抱く必要はありません。“bad”(悪い)と “ass”(お尻)の組み合わせから悪いイメージを連想するかもしれませんが、“badass” には「たちの悪い」という意味がある一方、ネイティブの若者はこのスラングを「かっこいい」や「凄い」の意味で使います。
- You’ve always been a badass and will be.
- 君はいつもかっこよかったし、これからもかっこいい人でい続けるよ。
表現方法は無限!英語で 「素晴らしい」 をモノにしよう
以上、英語で「素晴らしい」を意味する表現を30連発でご紹介しました! 理想は、感動や驚きと同時に何も考えなくても自然と「言葉」や「フレーズ」が口から出てくることです。
まずは今回ご紹介した30通りの英語表現を声に出して読み、独り言でも良いので実際の場面でどんどん使ってみてください。色々な「素晴らしい」を使ううちに各シチュエーションでよりしっくりくる表現が見つかり、いずれ自分のモノになるはずです。もちろん、表情や話し方も表現の一部であることをお忘れなく!