今回は You know what? の英語フレーズを解説

英会話ではよく唐突に You know what? というフレーズを使います。この意味を正しく理解するためには、その前の文脈やシチュエーションに隠れている「話し手側の気付き」に注目する必要があります。ある1つの日本語訳を見てしまう前に、英語での You know what? の使い方をわかりやすく解説したいと思います。

自分でも You know what? が使えると、とても自然な流れで「会話をリード」できるようになりますよ!

You know what?に隠れた意味の基本その直前の気付き(Realization)

You know what? が使われるとき

基本的に英語で You know what? が使われるときは、話し手が直前に「何かの気付き(Realization)」を得ています。どういう意味?と思ったら、その隠れた意味である「相手の気付き」に注目しましょう。

このフレーズ自体は「特定の意味」があるわけではなく、話し手は自分の気付いたことを聞き手に伝える前に「ワンクッション」を置く意味で You know what? と言っているのです。

つまり、話し手が「自分の気付き」を伝えるとき、聞き手の注目をひくためのフレーズとして覚えましょう。以下では、実際にある使い方をいくつかのパターンとして紹介します。

気付きパターン例① I know!

注目を集める you know what の使い方

1つ目の気付きパターンは「わかった!」です。会話中に「それならちょうど良いことを知ってる!」という気付きを得た場合や、話し合いで「私にはわかった!」と直感した場合の I know! の意味が隠れています。

You know what, this project is going to be a great asset for the team.
私にはわかった、このプロジェクトはこのチームにとって素晴らしい資産になるだろう。

誰かと食事に行ったけどそのお店が閉まっていたという場面なら、次のような使い方ができます。

Hmm… ah, you know what? I know a good place nearby!
うーん…あぁ、そうだ! この近くに良いところを1つ知ってるよ!

日本語に意訳するときのポイントは、英語のフレーズ You know what? を直訳で訳そうとせず、それまでの文脈や話し手が直前に気付いたであろう内容に合わせて「ピッタリの日本語を考える」ことです。

気付きパターン例② I understood!

2つ目の気付きパターンも「わかった!」ですが、今度は「そういうことか!」や「なるほど!」のように、頭の中で何かが繋がって「理解した!」というときに使う You know what? です。

You know what? I finally got it!
そういうことか! やっとわかったよ!

会話中に突然 You know what のフレーズが使われる理由は、こういう気付きって頻繁にあるからです。

Why are they together here? Ah, you know what? I think they are an item!
何であの二人が一緒にここに? ああ、なるほど! あいつら付き合ってるんだよ!

上の You know what? でもやはり注目すべきポイントは「話し手の気付き」です。フレーズそのものには、特に大した意味はありません。それより「話し手の次のセリフ」に耳を傾けるようにしましょう。

気付きパターン例③ I remember!

何かを思い出したときの You know what

3つ目の気付きパターンは「そういえば!」と、何かを思い出したときの「気付き」です。ふとしたことから何かを思い出したら You know what で注目を集め、その話題について話を切り出します。使い方ですが、良いことを思い出したときだけではなく、何かを思い出したときならどんな場面でも使えます。

Oh, you know what? My ex wrote to me yesterday.
ああ、そういえばさ、昨日ね、元カレからメールが来たの。

代わりに使えるフレーズとしては By the way「ところで」や I just remembered「思い出した」などがありますが、注目をひくには You know what のフレーズの方が便利なので、よく使うというわけです。

Uh oh, you know what, I gotta go.
あっ、そうだった、もう行かないと。

ちなみに、フレーズの後ろにクエスチョンマークを使うときと使わないときがありますが、どちらでも意味は変わりません。どちらかと言うと、イントネーションで「語尾を強く上げるかどうか」に関わっています。

気付きパターン例④ You are here!

4つ目の気付きパターンは「やっと見つけた、聞いて!」という感じで、ずっと誰かに何かを伝えたかったというときに You are here! あるいは It’s you! と、相手を「見つけた!」という意味の「気付き」です。

You know what? I’m pregnant!
ちょっと聞いて!私、妊娠したの!

なお、場合によっては「伝える相手は誰でも良い」というパターンのときもあります。

Hey, you know what? I saw a UFO!
おい、ちょっと聞いてくれ!UFOを見たんだ!

文法的に英語はクエスチョンマーク(疑問符)を用いていますが、日本語はビックリマーク(感嘆符)の方がシチュエーションに合いますね。英語から直訳するより、そこに隠れた「気付き」を訳すという良い例です。

気付きパターン例⑤ Wow, really!

You know what の気付きはメールからもある!?

5つ目の気付きパターンは、誰かからのメールで凄いことを知ったときや、ちょっと驚きの凄いことを知ったときなどに「えぇ、本当に!?」あるいは「ウソでしょ!?」のようなシチュエーションで使う場合です。

会話中ではなくお互いそれぞれに別のことをしているときに「気付き」があれば、この You know what? のフレーズで「その場にいる人の注目」を集め、新しく知ったことなどを知らせるのに使います。

Wow, you know what? I’m going to be a dad!
ええ、本当に!? おい、俺もうすぐ父親になるってよ!

気付きパターンは「分かった!」や「思い出した!」などのように頭の中だけで起こるわけではありません。新しく入ってくる情報そのものが「気付き」となるときも、同じように You know what? が使えます。

You know what?のもう1つの意味相手が決して気付かない事を伝える

ここまでで You know what? のフレーズを使うときは、話し手に「気付き」があるとお伝えしてきました。基本的には「わかった!」「じゃあこうしましょう!」という提案前のワンクッションのフレーズですね。

しかし、その「気付きの内容」は、ときとして「話し手にとっては当然のこと」だったり「言わなくても良いくらい普通のこと」だったりする場合もあります。これは話し相手に対して「あなたは決して気付かない」とほのめかし、相手の頑固さや鈍感さをそれとなく責める意味で You know what? と言っているからです。

どうしても議論が平行線をたどってしまう場合や、お互いの主張のすれ違いが度を越してしまった場合など、どちらかが折れるか、諦めるか、全く別の方法を取るしかないというシチュエーションでよく使います。

But you know what? If you don’t do it, nobody will do it for you.
だけどわかってる? もし自分でやらなければ、誰もやってくれないのよ。
OK, you know what? I’ll let you decide. But you’ll know what I mean.
もういい! じゃあ決めていいよ。でも、あとで私の言ってる意味が分かるわ。
You know what? You do whatever you want, but don’t expect any help from me.
あなたねぇ、もう限界! 勝手にしたらいいわ、でもあとで謝ったって助けてあげないから。

なお、少し怒っている口調の場合、日本語では「もういい!」「もう限界!」「もう付き合いきれない!」のような意味にもなり、凄く怒っていてもうこれが最後の一言というような場合には「お前なぁ!よく聞け!」「あなたねぇ!もういいわ!」「教えてやろう!」といった意味合いにもなりますので、気をつけましょう。

このように You know what? は「英語ならではの表現」ですので、無理に直訳をしようとはせず、話し手が直前に気付いたことを伝えたいときに使う定番のフレーズとして覚えてください。

You know what は超便利フレーズ!いろいろな意味と使い方まとめ

この You know what? というフレーズは、日本語の直訳がない英会話フレーズの1つです。ですが、隠れた意味の基本をしっかり抑えれば、シチュエーションに合わせて色々な日本語に意訳することができます。

最も基本となる意味は「わかった!」ですが、「お前なぁ!よく聞け!」や「あなたねぇ!もういいわ!」の意味になることもあるくらい便利なフレーズです。どちらにしても、You know what? は、何かの気付きがあったとき、その気付きを伝えるために「聞き手の注目をひく目的で使う」ということです。

会話途中に突然 You know what? と言われたら、注目すべきは話し手の「直前の気付き」の内容ですから、相手が何を言い出すかに耳を傾けながら What? と言い返すくらいで良いです。逆に、自分が気付いたことを伝えたいときは、あなたも You know what? のフレーズを使ってみましょう!

 この記事を書いた人
橋本克哉

1年に10カ国以上を回って世界中で仕事をするデジタルノマド、ミレニアル世代。当サイト英会話オンラインの運営者であり編集長でもある。英語を本格的に勉強し始めたのは社会人になってからだが、TOEICスコア860点をマークしてからは主に会話力の向上に力を入れ、外資系企業や大企業でも英語会議を任されるようになる。30歳で独立後、英語で知り合ったフランス人女性と国際結婚。海外デジタルノマド生活のブログも更新中。