英語で書かれているレシピって、何だか難しそう…。そう思ってしまっていませんか? ご安心ください! レシピの英語は文法を深く理解していなくても読み解ける、意外に「とっつきやすい英語」なのです。今回は英語でレシピを読むコツをまとめましたので、一緒に「英語のレシピを読み解く練習」をしてみましょう!
ちなみに「レシピ」を英語で書くと Recipe となり、元々はラテン語で Receive! の意味。なぜかというと、「受け取った薬の調合方法」を説明するための表記だったそうですよ。
1.よく使う食材を英語で言うには?
まず、料理の基本ともいえる食材。ここでは、レシピに良く出てくる材料の英語名をご紹介します。日本語の時に「カタカナ」で書いてあるからと言って、英語でも同じ発音とは限りません!
- カボチャ
- spuash※
- ゴボウ
- burdock
- ナスビ
- eggplant
- パセリ
- parsley
- シャロット(紫の小玉葱)
- shallot
- 黒胡椒
- black pepper
- ピーマン
- green pepper
- プチトマト
- cherry tomato
- ホウレンソウ
- spinach
- もやし
- bean sprout
- 生クリーム
- heavy cream
- 卵黄
- egg yolk
- 卵白
- egg white
※食用カボチャは squash と呼び、pumpkin はハロウィンに出回るオレンジのカボチャのことです。
2.英語で調理の手順を踏もう!
次に、調理手順に関する英語表現を見てみましょう。
聞いたことのない単語がたくさんある! と思っても大丈夫。レシピに使われる単語は普通の英単語に比べて数が少なく、パターンも決まっています。なので、意味を確認しながら何回かレシピ通りに料理していくと、すぐに辞書を見なくても分かるようになってきます。
- boil
- (水などを)沸かす
- core
- キャベツなど葉野菜の芯や根元を取り除く
- defrost
- 解凍する
- discard
- 捨てる
- drain
- 食材などについた水気を切る
- pare※
- 野菜や果物の皮を剥く
- shred
- 千切り
- stir
- かき混ぜる
- medium flame
- 中火(弱火なら low、強火なら high)
- brown
- きつね色になるまで焼く
※皮をむく、という表現は他にも peel があります。日本語でも皮むき器のことをピーラーと言いますよね!
3.分量が違う!数字こそよく見て!
海外のレシピで料理をつくる際、もう1つ気を付けなければならないのが分量です。
まず、「1カップの水」の容量は国によって違います。日本では、一般的に1カップ=200ccですよね。
しかし、
- アメリカの1カップ=240cc
- イギリスの1カップ=285cc
- オーストラリアの1カップ=250cc
とまったく違います!
次に、「おおさじ」「こさじ」についても覚えておきましょう。おおさじは英語で “tablespoon” と呼ばれ、レシピでは [tb] [tbs] などと書かれます。そして、こさじは “teaspoon” と呼ばれ [ts] [tsp] と書かれます。
日本では、こさじ 5cc、おおさじ 15cc ですよね。アメリカやイギリスでも同じです。しかし、オーストラリアだけは、こさじは 5cc と同じですが、おおさじは 20cc なのです。なので、オーストラリアのレシピをつくる際は、おおさじ=こさじ 4 杯と覚えておいてください。
また、分量とは違いますが、日本人にとって分かりにくいのが温度です。お菓子やグラタンなどをつくる際はオーブンを使用することになりますね。日本では摂氏(°C)で表示するのに対し、アメリカをはじめとして、ほとんどの英語圏では華氏(°F)で表示されます。例えば、摂氏 180 度は、華氏で 356 度になるのです。
以上のようなことから、英語で書かれたレシピを見て料理をつくる際は、まず「どこの国のレシピなのか」をきちんと確認することも大事ですね。
英語レシピを読み解くコツ(まとめ)
英語レシピに書いてあることは、基本的に上でご紹介した3つ、
- 食材
- 調理方法
- 分量
だけです。
良く、英語のリーディングで「文章が長くなると理解できなくなる」という人がいますが、レシピに書かれている英語は構造がシンプルなため、少し長めの英語を読む練習として最適ですよ。
はじめのうちは、レシピに蛍光ペンで線を引くこともオススメです。
- 食材=赤ペン
- 調理方法=青ペン
- 分量=緑ペン
などと色分けしていれば、レシピを読んでいる途中で分からなくなってしまうことも少なくなるでしょう。
また、英語のレシピ本をキッチンやダイニングに置いておくと、インテリアとしてもオシャレに部屋を彩ってくれます。英語と料理を同時に学べばとても楽しく自分磨きが出来るので、オススメです!
これを機に、ぜひ英語のレシピを見ながらお料理を作ってみてください!