海外旅行に行くときに憧れるのが、バーめぐり。日本国内でも、国際交流の場としてインターナショナルバーなどありますので、まずはそちらで練習してみるのもいいでしょう。
せっかくお酒を飲める年齢になったのに、バーに行かないのはもったいないです! 観光地は、昼と夜とではまた違った表情を見せてくれますし、現地の人とも簡単に友達になれたりしますよ。
今回は、バーで使える英語の表現をご紹介いたします。お酒の力を借りて英語を話すと、上達も早くなること間違いなし!
1.お酒は何歳から飲めますか?
日本では法律上、20歳からお酒が飲めますが、こちらは全世界共通ではありません。
なので、バーへ行く前にきちんと確認しておきたいのが、年齢制限。
そんなときは、
- “What is the legal drinking age in here?”
- 「こちらで法律上認められている飲酒年齢はいくつですか?」
と聞きましょう。
また、日本人は欧米では幼く見られがちです。入口などで年齢確認をされる可能性があるので、顔写真つきの身分証明書があると安心かもしれませんね。私は、常にパスポートをカラーコピーしたものを持ち歩くようにしています。
2.カウンター席に座れますか?
さぁ、いよいよバーに入店しました。多くのバーは、テーブル席とカウンター席が用意してあります。どうせなら、バーテンダーの方がお仕事をしているところを見られたり、会話できるところがいいですよね。
そんなときは、
- “I would like to sit at the bar.”
- 「カウンター席に座りたいのですが」
と伝えましょう。カウンター席は「bar」、テーブル席は「table」と言います。
もちろん、グループみんなでわいわいテーブル席に座るのもいいですよね!
3.私、お酒に弱いんです。
実は、お酒が弱いといっても、「ちょっとしか飲めない」の弱いなのか、「すぐに酔っぱらっちゃう」の弱いなのかで表現が変わってきます。
酔っぱらうわけじゃないけど、ちょっとしかお酒が飲めません、という場合は、
- “I’m a light drinker.”
- 「私は少ししか飲みません」
日本語でも、「ライトユーザー」などと言いますよね。そちらと同じように使っていただけます。
また、すぐに酔っぱらってしまう、という場合は
- “I get drunk easily.”
- 「私はすぐ酔っぱらってしまいます」
drunk は「(飲み物を)飲む」の過去形・過去分詞ですが、名詞や形容詞としてもよく使われます。ここでは形容詞になっています。
お酒を飲む上で drunk は頻出単語で、「酔っ払い」という意味です。
バーでお酒を注文する前に “I get drunk easily.” と先に言っておけば、強いお酒は出されないでしょう。
なお、逆に「私は酒豪です!」と言いたい場合は、
“I’m a heavy drinker.”
と言うことができます。
4.このお酒は、アルコールが強いですか?
海外にいくと、日本では見掛けないお酒もたくさんあります。挑戦してみたい気持ちももちろんありますが、アルコールが強すぎると飲めないし、と不安になりますよね。
そんなときに使える表現がこちら。
- (メニューを指差しながら) “Is this strong?”
- 「このお酒はアルコールが強いですか?」
アルコールの強い弱いを尋ねる表現はたくさんありますが、こちらの表現が一番シンプルで覚えやすいので、ぜひ使ってみてくださいね。
5.乾杯!
お酒を飲む前にぜひしたいのが、乾杯。
みんなにお酒がまわったら、
- “Let’s have a toast.”
- 「乾杯をしましょう」
と言いましょう。toastは、食パンのトーストと同じ単語です。
そして、元気よく
- “Cheers!”
- 「乾杯!」
乾杯をする時は、相手の目を見ましょう。日本では、グラスを見るのが礼儀ですが、欧米ではしっかりと相手の目を見るのが礼儀なんです。
6.フードメニューはありますか?
海外と日本でお酒の飲み方は少し違いますが、お酒を飲んでいるとおつまみが欲しくなることがあります。
そんなときは
- “Do you serve food?”
- 「おつまみはありますか?」
と聞きましょう。
サンドイッチやナッツのみ提供しているところもあれば、ハンバーガーやピザなどの、がっつりしたお料理を提供しているバーもありますよ!
7.ツケ払いにできますか?
バーでのお支払いには、注文の度に現金で払う「cash on delivery」もありますが、いちいち現金を出すのは面倒だし、お金を何回も出し入れするのは少しこわいですよね。そんな時に便利なのがツケ払いです。
- “Can I start a tab?”
- 「ツケ払いにできますか?」
ツケ払いでは、最初にお店にクレジットカードを預けておき、帰る前に、注文したものすべての代金を支払うことができます。日本で言う「後日支払い」とは意味が違いますが、使いこなせると便利ですよ。
注文が終わったら
- “Can I close the tab?”
- 「お会計お願いします」
と声をかけましょう。なお、チップが必要な国では、ここでチップを渡します。
8.昨日は飲みすぎちゃって、頭が痛い。
バーで楽しんだ翌日、朝起きたら二日酔いで頭がずきずきする、なんてことありますよね。周りの人に自分の症状を伝えるために使える表現がこちら。
- “I’ve got a headache from a hangover.”
- 「二日酔いで頭が痛いんだ」
hangoverは「二日酔い」という意味です。ブラッドレイ・クーパーが主演した映画「The Hangover」では、最悪の二日酔いがテーマになっていますね。
慣れない場所で飲むお酒は、いつもより酔いがまわりやすくなることもありますので、ご注意を!
9.あの人、アルコール依存症だよ。
お酒を飲みすぎる人は、いろんな場所にいます。
そんな人をさす言葉がこちら。
- “He’s an alcoholic.”
- 「彼はアルコール依存症だよ」
なお alcoholic は、本当の依存症の方をさす言葉なので、もし身体に支障をきたすほどの依存症でなければ、
“He’s a problem drinker.”
程度にとどめておくのがよろしいでしょう。
まとめ
さて、バーでの入店~注文~お会計などの表現を紹介いたしましたが、いかがでしたか?
海外旅行に行った際には、ぜひ物怖じせずに、現地のバーに挑戦してみましょう。でも、判断ができなくなるまで飲んでしまうのは大変危険! トラブルにまきこまれないよう、自己管理はきちんとしましょう。